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2018年06月05日

京都人類学研究会6月例会

京都人類学研究会6月例会について下記の通りご案内申し上げます。
どうぞふるってご参集ください。

(以下敬称略)

【日時】
6月22日(金)18:30開演(18:00開場)

【場所】
京都大学
総合研究2号館 AA447
地図詳細:構内キャンパス34番
(http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/)

【タイトル】
人脈ネットワークとしての武装勢力-西アフリカ・シエラレオネ内戦とインフォーマルな国家統治-

【発表者】
岡野 英之(立命館大学人文科学研究所 客員研究員)

【コメンテーター】
片岡 樹(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科 教授)

【要旨】
 1990年代のシエラレオネでは全土を巻き込む大規模な内戦が発生している。反政府勢力「革命統一戦線」(Revolutionary United Front: RUF)から自らを守るため、各首長区では自警団が作られた。その後、これらの自警団は、統合を繰り返すことで政府系勢力「市民防衛軍」(Civil Defense Force: CDF)となっていく。
 本発表では、シエラレオネ内戦(1991-2002年) の中で政府系勢力CDFがいかに形成されたのかを論じ、その延長としてシエラレオネで見られる国家によるインフォーマルな統治について考察する。特に強調したいのは、CDFという組織が、人々が「知っていること」(既存の知識や社会関係)を駆使して内戦に対処したことによって形作られたことである。人が新しい物事に対処するとき、「知っていること」を駆使して対処せざるを得ない。人間関係を駆使したのも、その一部に過ぎない。各首長区の自警団は、人脈を通した自警団員の動員や、人脈を通した資源や資金の獲得が試みられた。その結果、各首長区の自警団と国家は結びつき、政府系勢力という形を取るようになった。本発表では、人脈をはじめとし、シエラレオネの人々がいかに「知っていること」を駆使して内戦に対処したのかを明らかにし、こうした人々による物事への対処方法がシエラレオネにおける国家の統治と結びついていることを指摘する。
 
【備考】
*京都人類学研究会は京都を中心とする関西の人類学および関連分野に関心をもつ研究者・大学院生がその研究成果を報告する場です。
*事前の参加予約は必要ありません。どなたでも自由に参加いただけます。
*当日は資料代として200円いただきます。
*講演会後に懇親会を予定しております。

【問い合わせ先】
京都人類学研究会事務局:kyojinken2018[at]gmail.com
京都人類学研究会2018年度運営委員
* 代表:小林 知
* 学生幹事:青池歌子、泉向日葵、賀川恵理香、加反真帆、加藤舞、木戸みなみ、呉人花、清水加奈子、銭星如、竹田響、田中瑠莉、谷本直樹、董一達、平山草太、星野佐和、三津島一樹、本山可南子、師田史子、山田実季


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Posted by 株式会社CSセンター at 13:24│Comments(0)学会
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